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銀行は自分で持っていないお金を貸し付ける
各国の中央銀行は、預金準備率を規則通り守ってきたが、ロビー活動(※)によって、
最近10年では以前より高くなっている。
あるところでは20:1、30:1も普通のことになっている。
*※ロビー活動*****
*各種職業団体、業界団体、財界団体などの利害関係者集団による、
*政治家に対する働きかけ 及び 圧力行動。
*
*デモのように公で行われるのではなく、
*ホテルのロビーなどで秘密裡に行われることから
*このように呼ばれる。
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更に最近では、準備預金を膨らますため、ローン手数料を利用することで、
銀行は今や完全に準備率の限界を打ち破った。
ルールは複雑な一方だが、現実はきわめて単純だ。
銀行は、私たちが借りられる限界までのお金を作ることができるのだ。
誰もが潜在意識では、銀行がお金を貸していないことに気が付いている。
あなたが貯金を降ろす時に、銀行はあなたに言わないだろう。
「あなたはお金をおろすことはできません。
なぜならそのお金は誰かに貸してしまっていますからから。」
とは。
途絶えることのない、造幣局の稼業にもかかわらず、
政府が作るお金は循環しているお金の5%以下にすぎない。
今日95%以上のお金は銀行に対する誰かのローンによって作られているのだ。
なんてことはない。
この信用貸しのお金は、新しいローンが組まれるにつれて、
また古いローンが償却されるにつれて、
毎日膨大な量が作られたり無くなったりしている。
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*私が残念なのは、一般市民は銀行がお金を作ることができるのを、
*知らされていないことである。
*
*そして国家のクレジットを管理する彼らが、政府の政策を指揮し、
*人々の運命を奴隷のように握っていることを。
* by レジナルド・マッケンナ 元英国ミッドランド銀行会長
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銀行は、政府の積極的な協力があって、初めてマネーシステムを行使できる。
政府は、次のことを行う。
@私たち国民に許可された国家通貨を使うよう、法律を通す。
A民間銀行の信用貸しがこの政府の認めた国家通貨で支払われるように許可する。
B政府議会裁判所が債務を強制する
C市民と金融システム機能と信ぴょう性を保護するための法規を可決する
その一方で、市民に
「お金は本当はどこから来るか」
については、何も知らせない。
明確な真実は、ローン、あるいは抵当の書類にサインした時に、
その支払は、「罰則として資産を提供する」ことで裏付けされる。
万が一、支払えない場合、実際に価値ある資産が没収される。
その約束を守るというローン契約、あるいは抵当が、
持ち運びでき、交換でき、売却できる紙片となっているのだ。
それは借用証書である。
それはお金という形をした、価値を表すものである。
このお金は、借り手による銀行の「ローン」と呼ばれるものが形を変えたものだ。
今この世界において、貸し手がローンを貸すためには、
何か担保を持っていなければならない。
もし、あなたがハンマーを必要とするとき、
私がハンマーを上げる約束をするだけでは何の助けにもならないだろう。
しかし、お金というバーチャルな世界においては、
お金を貸す約束をする銀行は、許され、容認されているのだ。
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借り手が借金の制約をしたら、
銀行は、借り手の負債をコンピュータに入力することで、
データ処理をして帳尻を合わせる。
借り手の立場から見れば、これはローンのお金となる。
なぜなら、政府がそうすることを認定していて、
誰もがそれをお金として受け入れなければならないからだ。
繰り返すが、基本的なことは一つだ。
借り手のサインした書類がなければ、銀行は何も貸し付けることはできないのだ。
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あなたは、どうしてこんな天文学的な負債を誰もが抱えているのか、
今まで不思議に思ったことはないか?
あなたは疑問におもったことがないか。
どうしてこんなに貸出できるお金が銀行にあるのか。
今あなたは気がついた。そこにはないのだ。
銀行はお金がないのだ。彼らは借金から作っているのだ。
そしてその借金は潜在的に無限であり、それがお金の供給源なのだ。
そして、ひっくり返せば、そのまた反対の状況も真実だ。
私たちは、周りにある、信じられないほどの豊かな資源、技術革新、
生産力にも関わらず、借金を負わされているのだ。
どういうことか。
考えれば分かることだ。どうやったらできるのだろ?と。
現実に世界で実際の富を築いていいる人々が、借金に陥っている
ただ単に富を表すお金を貸し出す人たちに。
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