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教科書
 http://www.findai.com/yogow/w00321.htm

●信用創造とは●●●●●●●●●●●●
銀行が預金と貸し出しを連鎖的に繰り返すことで、
お金(預金通貨)が増えていく仕組みのこと。


●仕組み●●●●●●●●●●●●●●●
*前提知識*********
*銀行は、
*大勢の預金者からお金を預かり、
*その預金者たちがいつでも預金を払い戻せるように、
*現金を用意している。
*
*預金者全員がすぐに預金を払い戻すことは、まずないので、
*銀行は預金の全額を現金で用意しておく必要はなく、
*預金は、
* 一部を手元に置いておき(支払準備)、
* 残りを企業への貸付等に回すことができる。
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@銀行が企業Aに貸し付ける
A企業Aは、取引先の企業Bに支払う
B企業Bは、すぐに使うあてがなければ、銀行に預ける
C銀行は、支払準備分を手元に残して、残りを貸し出しに回す。

@〜Cを繰り返すと、「預金通貨」というお金が新しく生み出され、
銀行全体の預金残高はどんどん増える。


●例●●●●●●●●●●●●●●●●●●
@銀行がαさんから、100円を預かった。 ★預金100円
 法的準備率を10%とすると、
 ・10円(10%):現金で手元に残さないといけないお金
 ・90円(90%):貸付けできるお金
 となる

A銀行が企業Aに90円を貸し付ける
B企業Aはこの90円を、取引先の企業Bに支払う
C企業Bは、受け取った90円を、銀行に預ける ★預金90円
 (=銀行には、企業Bの預金90円が作られた)
 
 法的準備率は10%なので、
 ・ 9円(10%):現金で手元に残さないといけないお金
 ・81円(90%):貸付けできるお金
 となる
 
D銀行が企業Cに81円貸し付ける。
E企業Cは企業Dに支払う。
F企業Dは銀行に81円を預金する。★預金81円

…と、繰り返されていくと、
銀行の預金通貨はどんどん増えていく。

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上記例の★預金 を足したら271円。
元々のお金は、αさんから預かった100円だけだった。
現金通貨が、数倍の預金通貨に生まれ変わった。

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上記例は、数回の繰り返しだったけど、
これをずーっと計算していくと、預金は、
100 +100*0.9 +100*0.9*0.9 +100*0.9*0.9*0.9 + ・・・ =1000円
となる。

つまり10倍に膨らんだ。
これは、法的準備率が10%だったから。
預金がいくらに膨らむかは、次の式で計算できる。

預金総額 = 最初の預金/法定準備率
(上記例だと、1000 = 100/0.1)

法定準備率は、(1-貸出率)で求められる。


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この信用創造の仕組みは景気刺激策の効果を考えるのに役立つ。

新たに発行する10兆円のお金が100兆円のお金の役割を果たすかもしれないからだ。

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だそうです★

        

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