アダムスミスさんとかケインズさんについてです。
やっぱりまとめてみることにしました。

教科書
・ダイヤモンド社の経済の本

●経済学の発明●●●●●●●●●●●●●
18世紀にアダム・スミスが経済学を発明。
元は哲学者さん。
「国富論」を書いた人。

*国富論の要点
「個々人が自由に行動することが結果的に最適な経済行為。
 たとえ一時的に経済が不安定になっても、価格機能が働きやがて均衡点に戻る」
 この作用を「神の見えざる手」とした。

つまり、
「誰も何もしなくても、自然と不況から元に戻る」
という考え方。
自由主義経済。

スミスさんの「国富論」は、その後
・リカード
・マーシャル
さんたちに受け継がれて、
経済学が近代経済学へとなる。

***
人々の暮らしは格段に向上!
でも、「神の見えざる手」も万能ではないことを証明されてしまう。


●第二の発明●●●●●●●●●●●●●●●●
1929年 世界大恐慌

アメリカでバブルが破裂。
その大不況が世界中に飛び火してしまった。

それまでの自由主義経済の考え方からいけば、
「不況になれば、賃金と価格が下がって、雇用が盛り返して景気は安定する!」
はずだったんだけども、
失業者は増える一方に。


***
J.M.ケインズさんが新たな提案をする。
「資本主義経済は放置しておけば失業を生むものであり、
 政府は適正に市場に介入することで完全雇用が実現する」

つまり、
神の手に代わって、人間が経済成長をコントロールできる
というもの。
「有効需要の原理」というらしい。
これが今の経済学の核心。


***
これで、不況は回復。

政府が公共投資を増やす
→社会に仕事が増える
→有効需要が満たされる
→完全雇用が実現する
という流れ。

でも、ケインズ主義にも限界が・・・


●限界●●●●●●●●●●●●●●
政府がたくさんの公共事業を行っていたら、国の借金が増えて破産してしまう。

1970年以降、
2度のオイルショックなどで、
「失業者が増えるのに物価も上がる」という
ケインズ主義では解決できない事態に直面する。

⇒アダムスミス考えが再び注目される

サッチャーやレーガンが
規制緩和と大型減税を行う。
→米・英の景気回復


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今の日本で「規制緩和が大事だ」と言われるのもこのためらしいです。
もちろん、政府による雇用対策や金融対策で、景気をコントロールするのは不可欠。
「そのかじ取りを考えるのが経済学」だそうです。

ほぉ。
        

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