●金本位制の停止と固定相場制の誕生●●●●●●●●●●●●
1917年
 日本で金の輸出が禁止となる
 (金本位制を一時中止するため)

レートが上にも下にも動くようになる。

1924年
 1ドル=2円63銭まで円安になる

1930年
 金の解禁
 為替の暴落は国の威信に関わるということから、
 金輸出禁止を解除、金本位制に戻ろう
 という流れになった。
 
 レートを
 元々の1ドル=2円、
 現在の1ドル=2円63銭
 のどちらにするかの議論がされたけど、
 1ドル=2円に近い水準で決定。

1931年
 イギリスが金本位制を停止 
 各国も追随。 

でも、アメリカは金本位制を継続。 
⇒基軸通貨が、ポンドからドルへ移行していくこととなった 
 日本も金本位制から離脱
 
1932年
 日本では大幅に円安になる。(1ドル=5円)
 原因は、マーケットを無視して1ドル=2円としたこと。
 大幅な物価の切り下げを強いることとなる。
 ・企業収益の悪化
 ・企業倒産・失業差の増加
 で、昭和恐慌が起きる。
 
 軍部が政治に介入する事態となる。 
 
★この後も円安が続く。

1944年 IMF設立 
 IMF協定(国際通貨体制を支えるルール)を定める 
 ・この協定の順守の監視 
 ・加盟国間の資金融通 
 を行う。 

1945年9月 1ドル=15円
1947年3月 1ドル=50円(1年半で3倍以上)
1948年7月 1ドル=270円(約1年半で5倍以上)
1949年?月 1ドル=360円
 と、4年間で24倍に円安が進む

***
IMF加盟国は、金を基準にドルの価値を決定。 
他の国は、ドルに対して自国通貨の価値を決めた。 

金1オンス=35ドル 
1ドル=360円 

だったらしい。
この金本位性を「ブレトンウッズ体制」という。
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●変動相場制の誕生●●●●●●●●●●●●●●● 
基軸通貨を定めて為替レートを固定したことで、貿易と世界経済は安定してた。 

でも、ドル基軸の固定相場制は、そもそも 
「アメリカの豊富な資金」を前提に成り立つものだった。 

1960年代 アメリカが弱る 
 経済が疲弊 
 国債収支が悪化 
 金保有量が減少 

ドルを売って金を買う「ゴールドラッシュ」が発生 


1971年 ニクソンショック
 米は金とドルの交換を停止。
 ドルがこれ以上売られては困るため。

その後対策もとられたけど、ドル不信は続く。

1973年 
 各国が変動相場制と移行
 (日本も)

1978年
 ドル下落に対抗するため、ドル防衛策が行われる
 
 オイルショック、イランイラク戦争もあり
 ドル安に歯止めがかかる。

 1ドル=176円台 から、3年間(1982年1月)で、
 1ドル=278円台 となる


1984年
 日本の輸入業者のドル売りが開始
 日本の外国為替、貿易で 実需原則が撤廃
 輸入業者でもドル売りが可能となる。


1985年 プラザ合意
 ドル高に終止符が打たれる。
 1987年12月 1ドル=121円台まで下落


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「変動相場制のもとでは、為替の乱降下をいかに防ぐかが、経済安定のポイントになる」とのことで、 
各国通貨当局が市場介入したり、 
IMFが融資・指導をして調整しているとのこと。


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歴史の勉強になりました(*_*)
        

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