教科書
・wiki
・http://www.nomura.co.jp/terms/japan/i/inflation.html


●インフレーションとは●●●●●●●●●●●
物価が継続して上昇する状態のこと。
インフレとも呼ぶ。

需要と供給のバランスが崩れて、総需要が総供給を上回ることで発生する。

好況下での発生が多い。
不況下にも関わらず物価が上昇し続ける現象は、スタグフレーションと呼ばれる。


●要因の分類●●●●●●●●●●●●●●●●
インフレになる原因はいろいろあるようです。

@需要インフレ
 需要側の問題。
 供給を大幅に超える需要があることで起こるインフレ。
 モノが足りなくなるので、価格が上がる。

A供給インフレ
 供給側の問題。4つある
 ・コストインフレ :賃金・材料の高騰。(例)原油高騰
 ・構造インフレ :産業格差で、生産の低い産業の物価上昇で起こる
 ・輸出インフレ:輸出急増で国内向け供給が減ることで起こる
 ・輸入インフレ:輸入を通じて、海外のインフレが国内にも影響

B貨幣要因
 貨幣が過剰に供給されて、だぶつくことで発生。
 貨幣の過剰発行は、過剰流動性を生み出して、
 実質金利を低下させる。
 
 通例は、投資が増大し、相乗効果で何倍もの需要増大になる。
 最終的には、@需要インフレとなって、インフレに結びつく
 (通貨量増大→購買力増加→モノ不足→物価上昇)
 
C財政インフレ
 政府の発行した公債を、中央銀行が引き受けることで、
 過剰に紙幣が供給されて発生。
 Bの金利経由の他に、財政支出から直結した需要創出効果もある
 
D信用インフレ
 銀行が過度に貸し付けを行うことで発生。
 銀行の信用創造機能が過剰に動くことで、貨幣の流通量が増える
 

●速度による分類●●●●●●●●●●●●●●●
@クリーピング・インフレ:
 ゆっくり。インフレ率は年に数%。好況期にみられる
 
Aギャロッピング・インフレ:
 早足。インフレ率年に数十%。
 
Bハイパー・インフレ:
 猛烈な速さ。インフレ率50%。
 極端な場合は1日単位・数時間単位で貨幣価値が変わる。
 通貨の信用が失われた状態。
 
※インフレ率100%は、
 今100万で買えるものが、来年には200万出さないと買えない、
 という状況 とのこと。


●インフレの影響●●●●●●●●●●●●●●●
賃金も物価上昇に伴って上昇
ただし物価に比べて賃金は調整時間がかかる

→賃金が下がる
→雇用が増える


●インフレと経済対策●●●●●●●●●●●●●
お金の価値が安定していないと、経済全体としても困る。
そのため、政府が通貨安定を図っている。

●デフレへの流れ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
基本例です。

物価上昇
→賃金アップ
→賃金に比べ物価の上昇比率大
→割高感により購買意欲減退
→物の売れ残りが増大
→物価下落
→デフレ発生

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米で起こりそうなのは、
「B貨幣要因」のインフレなのかなぁと思います。
        

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