ロスチャイルドの本を読み始めました★
「ロスチャイルド、通貨強奪の歴史とそのシナリオ」
http://www.amazon.co.jp/dp/4270004940/
はるるっぴさんにお勧めいただいた本ですm(__)m
ほぉ〜と思った、「ワーテルローの戦い」について書いてみます。
以下、要約です↓
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1815/6/18、ナポレオン軍と英国ウェリントン軍が戦ってた。
これは投資家たちにとっては、
勝ったものは空前の富を手に入れ、
負けたものは全てを灰燼に返す、
儲けの場でもあった。
イギリス軍の勝敗によって、コンソル債(英国発行の国債※)の価値が天と地に変わる。
*※コンソル債******************
* 英国政府が1751以降に発行した永久国債。
* 償還の期限を設けず、金利を払い続ける契約の債権
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コンソル債の価値は イギリス軍が、
勝てば、天まで高騰。
負ければ、奈落の底まで暴落。
の状況だった。
投資家たちは決戦の結果をやきもきしながら待っていた。
**背景:ロスチャイルドの情報網**
*ロスチャイルドは、チャイルドと呼ばれる密探偵団を組織し、独自の
*情報収集ネットワークを創り上げていた。
*ヨーロッパ各地の首都、大都市、取引センター、などなど。
*この情報網は、当時のどのような官製情報網よりも遥かに
*優れているものだった。
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ナポレオン軍の敗退が決定的になった戦況を目の当たりにした、
ロスチャイルド一員は、すぐさま港まで馬を走らせ、深夜の船にのり、
ロンドン証券取引所に向かった。
待っていたのは、ロスチャイルドの長男、ネイサンとロスチャイルド家の
トレーダーたち。
ナポレオン軍が負けたと知ったネイサンは一言も発せず、ロスチャイルド家の
トレーダーたちに目くばせをした。
隊員たちは、一斉にコンソル債を売った。(英が勝ったのに)
数順万ドル相当のコンソル債が一斉に売られ、相場は崩れ、暴落しだした。
場内は一瞬に騒然となり、周りにいたトレーダーたちも、
「ロスチャイルドは情報を手に入れたんだ!!」と言って売った。
人々は理性を失って売り続け、
額面価格5%までコンソル債の価値は下がった。
…ここで、ネイサンはトレーダーたちに、指示を出した。
トレーダーたちは、コンソル債を買い集め始めた。
次の日、ウェリントン公の使者により、ナポレオン軍が敗退したという情報が届けられた。
ロスチャイルド家より1日遅れて。。
*
この結果、
たった1日で、ロスチャイルド家は、ナポレオンとウェリントン公が
数十年の戦いで手にした財産をはるかに上回る財産を手に入れた。
ネイサンは、この戦いにより、
イギリス政府の最大の債権者となり、イギリス公債の発行に影響力を持ち、
イングランド銀行をコントロールする力も手に入れた。
見方を変えれば、コンソル債は政府の将来の歳入の証明であり、イギリス国民が
各種税金を政府に納付すれば、その税金がそのままロスチャイルド銀行の
手に入ることを意味していた。
イギリス政府は通貨の発行権を持っておらず、公債によって民間銀行から借り入れ、
かつ約8%の金利を払っていかなければならなかった。
しかも、その元本・金利とも全て現金で支払うことになっていたのである。
ネイサンは莫大なコンソル公債の保有残高があることで、
公債の価格を捜査したり、イギリスの通貨供給量を操ることができるようになった。
イギリス経済は、首根っこをロスチャイルド家に抑えられ、その生殺与奪は彼等の
さじ加減一つとなった。
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ひどいひどいひどすぎるー(> <)!!
他の投資家さんたち、そのまま持ってたら高騰で大儲けだったのに。
恐怖心を煽られて、暴落してる値段で手放すように仕組まれて(;_;)
ネットで、顔が見えない相手ならまだしも、その場に一緒にいる人たちを
よくそんな目に合わせることができますね。。
上げる前には、売り崩す。
もしかして、これが原点なのかもーと思いました。
大量の国債を持つことは、その国の通貨量を操作できることに繋がるんですよね。
なるほどです。
●いただいたコメント●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
●*Mさん******
こんにちわ!
永久国債で 償還と金利は現金のみ
戦争で国庫はカラ
イギリス政府に通貨発行権がない
通貨発行権あれば 印刷ですみますけど!
どれだけ歳入あっても 返済不能ですよ〜
●*わたし******
こんにちわ★
永久国債、、金利8%っていうことは、、
xポンドの公債を買ったら、買い手は毎年0.08xの金利がもらえる
っていうことですよね。
だとしたら、13年で0.08*13=1.04で、借り手は元が取れちゃうっ
ていうことですよね〜。
100万ポンド分もってたら、13年のトータルでは0.08*13*100万=104万ポンドに
なりますもんね。
国庫が空の状態だと、膨らんでいくのは当たり前のことで。。
通貨を発行できれば、裏付けとなる資産がなくてもお金を刷って
そのお金で永久債を償還して帳消しにできるけど、、ということですよね。
ロスチャイルド頭いいですね!
感心してたらいけないんでしょうけど(^-^;)
●*Mさん******
金利は 複利で計算する方が比べやすいです
8%だと10年で約2倍〜
どれだけ歳入あっても返済不能
紙幣より債権の金額が多いから 返しようがないです
(^^♪
●*わたし******
複利ですか(?_?)
えっと。
*複利(ふくり)とは、複利法によって計算された
*利子のことで、利子を元金に組み入れる方式で
*利子に利子がつくことを言う
*新元金=元金×(1+利率/100)
元金が100だったら、
100 * ( 1 + 0.08 ) = 100 * 1.08 = 108 で。
あれ、次の年の元金は、
108 * 1.08 = 116.64
になるんですね。
頭の整理のために書いておくと、、
1年 100
2年 108
3年 117
4年 126
5年 136
6年 147
7年 159
8年 171
9年 185
10年 200
倍になりました(*O*)!!
>紙幣より債権の金額が多いから 返しようがないです (^^♪
なるほどですー!!!
いつもありがとうございます♪♪
●*Hさん******
おはようございます。
この話は、超有名な話なので以前私も読んだことがあります。
>額面価格5%までコンソル債の価値は下がった。
味噌はここでしょう。
直利160%の永久債を買い集めたから儲かりますよね。
詳しくはここに書いてあるようです。
●*わたし******
こんにちわ★
私は初めて聞いたのですが、有名なお話みたいですね。
本にもそう書いてます〜。
5%まで下がった時点で買い占めて、前国債のうち62%を保有することになって。
その国債が暴騰して、2500倍になったんですね〜(*O*)
金利はもらえるし、国債価格も上がるし、ホントに大儲けだったんですね!!
ありがとうございますm(__)m