週刊エコノミストに世界大恐慌との比較が載ってました。
教科書
・週刊エコノミスト(11/4)
・http://www.tcat.ne.jp/~eden/Hst/dic/great_depression.html
●世界大恐慌とは●●●●●●●●●●●●●●
1929〜33年のあいだ世界中の資本主義諸国を襲った史上最大規模の世界恐慌。
「大恐慌」ともいう。
1929年10月24日(木)のNY、ウォール街の株式市場が大暴落(「暗黒の木曜日」)。
ここから、世界大恐慌が始まった。
この後、数日間は値を戻し平静を保ったものの、また暴落。
ピークは1932年後半〜1933年春
ここまでに、状況はこんな感じになった
世界貿易:70.8%減
失業者:3000-5000万人
国民所得:40%以上減少
米株価:80%下落
米失業者:全労働者の1/4
1933年2月、全銀行が業務を停止。
*************
*不況には3つある
*・景気後退:一つの景気循環内の緩やかな不振期
*・不況:景気と景気の谷間
*・恐慌:不況の著しい状態。信用の崩壊。大抵、金融危機が含まる。
********************
もっと詳しくは、ここに載っています↓
http://www.tcat.ne.jp/~eden/Hst/dic/great_depression.html
世界大恐慌時と今のチャート比較
英語だけど(つまり私には読めない(__))、ここに色々載ってます
http://jessescrossroadscafe.blogspot.com/2008/10/major-market-bottoms-over-last-200.html
●大恐慌へ至る6段階●●●●●●●●●●●●●●●●
経済危機の深化の段階を一般化し、6つに分けてみたそうです
(by 週刊エコノミスト)。
*@資産価格の下落******
住宅価格から株価に波及することが多い。
ただし、回復は株価が先
*A個人消費に波及******
個人消費が減る
*B一部金融機関で経営危機のリスク発生******
消費や投資が減少(逆資産効果っていうらしい)。
金融機関の
→キャピタルロスが拡大
→自己資本率の悪化
→体力のない機関は経営危機に
*C信用収縮(クレジットクランチ)********
一部金融機関の経営危機により、
短期金融市場(金融機関間の短期的な資金融通の場)の
機能が低下
→企業の資金調達が困難に
*D恐慌************************
Cの深刻化で、中小企業の倒産が増加
→経済活動全般が悪化
→金融機関の不良債権が拡大
→デフレスパイラル
→金融機関の経営破たんが相次ぐ
*E大恐慌**********************
恐慌が究極まで進行。
政府による経済活動全般のリセット。
●現在の位置●●●●●●●●●●●●●●●●
C〜Dの位置だろうとのこと。
色々な視点から比較
*株価****
株価の調整パターンは大恐慌とほぼ一致
時期でいえば、1931年頃。
(ピークは1932年後半〜1933年春)
チャートは典型的なバブル崩壊型
*新車登録台数*****
チャートがよく似ている。
時期でいえば、1931年後半。
*鉱業生産指数*****
大恐慌に比べると動きが緩やか。
*クレジットクランチ***
まさに低下し始めたところ。
*クレジットスプレッド****
大恐慌と比較すると、かなり低水準
→大恐慌に匹敵するほどではないかも?
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心配です。
今はC−Dって書いているけど、まともな対応策がないという
点から見れば既にEな気がします〜。
●いただいたコメント●●●●●●●●●●●●●●●
●Oさん
とりあえずデフレスパイラルには入ってないか
ら、まだ大丈夫だと思うよ。
でも金融恐慌かな?
1929ととりあえず違うのは、間違った
財政、金融政策はとってない事かな?当時
はまったく逆の事をした。
今違うのは多分、世の中IT化しちゃった事
かも、、金融の危機は一晩で世界中にひろ
がり、世の中は特効薬を望んでるんだろう
けど、救済手段はとしてとられている、
政策は、その効果を発揮するまでには最低
でも半年ぐらいかかるしね。。
●Nさん
当時は金本位制だったのも一因みたいですね。
今の通貨制度ならお金じゃぶじゃぶにすればデフレを避けて
苦境を乗り切れるかもしれません。
まあ、これまで”危機⇒じゃぶじゃぶ”を繰り返して
金融システムが膨張しすぎた感もあるので、
もう限界という話もありますが・・・。
(いまのとこ私は、じゃぶじゃぶで乗り切れる派)