教科書
http://item.rakuten.co.jp/book/1668217/
http://item.rakuten.co.jp/book/3669550/
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●―空売りと全体相場――――――――――――●●
@空売りするなら、市場全体が弱気トレンドでなければならない。
なるべく弱気相場の初期段階であることが望ましい。
遅い時点での空売りは、強気フェーズに転換した場合には極めて危険である。
●―空売り対象にいい銘柄――――――――――●●
@直前の上げ相場で、最も上昇率の高かった銘柄
その銘柄は機関たちにも買われている
=大きな潜在的売り要因
通常、天井を付けてから1−2年後が最も保有される。
A最近、株式分割された銘柄
B機関投資家が保有している銘柄が大きく下落して、その後反発しないなら、
同グループの他のリーダー銘柄の空売りを考える。
後を追う可能性が高い。
●―空売りしてはいけない銘柄――――――――●●
@過小資本(※)の銘柄
※発行済み株式数が少なく、市場に出てる浮動株が少ない
A出来高の少ない銘柄
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これらの銘柄の空売りは極めて危険。
●―いけない空売り―――――――――――――●●
@ある銘柄の株価やPERが「高すぎるように見える」という理由で空売りすること。
Aある企業に関して「悪いニュースが発表されるかも」という噂で空売りすること。
(そのニュースが出た時は、実際は反発することの方が多い)
B買われ過ぎ・売られ過ぎ指標が「買われ過ぎ」になってるという理由で空売りすること。
●―空売りの姿勢―――――――――――――――●●
@常に極端に慎重であること
A天井で空売りをすることではなくて、正しいタイミングで空売りをすること
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最初に、異常で大きな株価急落があり、通常はその後に2〜3回の反発がある。
ここが最高の空売りポイント。
Bこれ↑は、株価指数のタイミングに対する判断と一致していなければならない。
C空売りでは、
「損切りは早く、利食いはゆっくり」ではなく、
「損切りは更に早く、利食いはあらかじめ決めたパーセントで行うこと」
の方がよい。
20〜30%の利益が出れば、リスクを冒すより利益確定するべきだ。
D全ての人にとって、空売りするのが明白になり、全員が空売りし始めたら、
空売りをやめてポジションの手仕舞いをするべきだ。
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●踏まれたとき●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
主要な機関投資家銘柄が大商いで力強く上昇し、市場全体が上昇に転じた場合、
それまでに空売りポジで儲けを出していない場合は、
あらかじめ決めておいた手仕舞いの価格に達するのを待つよりも、
すぐにポジションの手仕舞いをするべきだ。
●空売り残高●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
1929年の市場崩壊の時には、空売り残高が、
無視できるほど小さかった銘柄の方が、
大きい空売り残高を抱えていた銘柄よりも
厳しい下げとなった。
大きな空売り残高自体が下落を押しとどめるわけではないが、
市場の下落にとて一定のクッションにはなる。
●分かり切った売りサイン●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
あまりにも分かり切った最初の売りサインで空売りした投資家は踏まされる。
株式市場で多くの人にとって分かり切ったことは、うまくいった試しがほとんどない。
最初の売りで踏まれて損切りした投資家は、おそらく躊躇して同じ銘柄に対して
もう一度飛びかからない。
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別のところで、
「踏まれたからといって、あきらめたり、気力を失ってはいけない。
市場は2か月後には強烈な弱気に襲われるかもしれず、そうなった場合にはアクションを
起こさなければならないからだ。」
と書かれています。
●天井狙いはしてはいけない●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
我々は、天井をつけた直後での空売りを試すことはしない。
理由は、天井を付けた後も一定の期間は、強気のセンチメントが残っているからだ。
個人もプロも含め、株価がロケットのように上昇するのを見ていただけで
買うことのできなかった投資家は、
今や比較的下がった株価を「バーゲン価格」と判断するのだ。
このような「安値広い」によって複数の買いの波が起こり、主要な移動平均線を
うわ抜いて値を戻す一連の動きが起こる。
これらの反発は、早とちりの売り方を踏ませ、最後の安値広いの買い方を引きこむ。
これらの時期尚早の売り方と、遅れてきた買い方が出尽くして、
彼らが性根尽きはてた後で初めて、株価は最終的に大幅な下落を始めるのだ。
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とのことです。