教科書
・財務省資料「金利と経済」
http://www.mof.go.jp/finance/f1811c.pdf
↑私の日記より、この資料を読んだ方がいいです。
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金融政策が変更され、金利水準が変わると、さまざまな影響が出る。
*直接的な影響****
無担保コールレート
(金融政策はこれの操作を目標としている)
*間接的な影響****
他のさまざまな金利の上昇
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では、利上げした場合、経済主体別にはどのような影響が出るのか。
@家計
A金融機関
B企業(金融以外)
●@家計への影響●●●●●●●
大きく2つある。
1.預貯金の金利上昇
→受け取る利子が増える♪
→消費も増える
2.ローンの金利上昇(住宅ローンなど)
→払わないといけない金額が増える
固定なら満期までは影響なし。変動だと影響あり。
で、変動の人が多い(今も?)
●A金融機関への影響●●●●●
金融機関は、
1.預金を受け入れ(預金者からお金を借りる)て、
2.他者に貸す。個人に住宅ローンで貸すとか、国債を購入する(=国にお金を貸す)とか。
を、業務としている。
金利が上昇すれば、1.預金 にも 2.貸付 にも影響する。
(1の影響は払う額が増える、
2の影響は貰う額が増える)
どちらの影響が大きいかは、その時々の状況により変わるため、一概には言えない。
●B企業(金融機関以外)への影響●●●
2つある。
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調達した資金で設備への投資を行い、事業を営む。
金利が上がれば
→調達した資金への金利が増える
(=支払わないといけないお金が増える)
→その金額を上回るだけの収益を得られる事業にしか投資しなくなる。。
→投資の抑制をもたらす
*為替***
他国の金利が変動せず、日本の金利のみどんどん上昇した場合
他国の通貨に投資するより日本の通貨に投資した方が利益が出る。
→他の通貨を売って円を買う動きが出る
→円高方向に動く
→価格競争力が低下する
→輸出企業にマイナス影響
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2つともマイナスの影響。
金利上昇の企業(非金融)への影響はマイナス。
●影響のまとめ●●●●●●●●●●●
金利上昇は
・消費面 : プラス
・企業 : マイナス
の影響。
消費が増えれば、企業の売上がプラスに働く。
でも、総合的に判断すると、投資へのマイナスが消費のプラスを上回る。
そのため、利上げは経済活動全体に対して、抑制的な影響をもたらすことになる。
●シミュレーション●●●●●●●●●
05年に行った、内閣府によるシミュレーション。
短期金利1% の 引き上げは、
長期金利0.5%の 上昇をもたらす。
消費にはプラスに働くが、
経済成長率を0.2〜0.4%押し下げる。
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あくまでシミュレーション。
現実問題としては、中・長期金利は完全にコントロールすることは不可能。
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だそうです。
…何か、お勉強ポイントがずれた気がする、、かもー!!
あっ、利上げがあれば、住宅ローンには悪影響で不動産屋さんにも悪影響、とか。
そうやって考えていけばいいのでしょうかね(?_?)