教科書
・http://www.boj.or.jp/type/exp/seisaku/expchokinri.htm
・http://manabow.com/qa/longterm_interestrate.html
●長期金利とは●●●●●●●●●●●●●●●
1年以上のお金の貸し借りに関する金利のこと。
企業が設備投資などの資金を銀行から借りる際の金利、
個人が住宅ローンを組む際の金利、
預金の金利 など。
(例)
国債・事業債の利回り
長期プライムレート
※10年物国債の利回りが代表格
●関連用語●●●●●●●●●●●●●●
長期プライムレート:
民間金融機関が、企業に対して1年以上貸し付ける際の
最優遇貸出金利のこと
ただし、これを採用しているケースは極めて少ない。
ほとんどが短期プライムレートに一定の利率を上乗せ
する「新長期プライムレート」を利用する。
●長期金利の市場●●●●●●●●●●●●
公社債市場(債権市場)、株式市場からなる。
公社債市場:
更に発行市場(※)、流通市場に分けることができる
金利代表は、「国債指標身柄流通利回り」
長期国債(10年)の中の一つ
株式市場:
企業が投資家に対して株式を発行し、資金を調達するための市場
※発行市場
国や公共団体、企業が債権を発行し、資金調達するための市場
●短期金利と長期金利●●●●●●●●●●●●
短期金利が
↑になりそう → 長期金利>短期金利
↓になりそう → 長期金利<短期金利
フレンズさんに教えていただいたことによれば、
「長短金利の逆転→景気後退の可能性あり」
とのことです。
●値の決まり方●●●●●●●●●●●●●●
その時点の金融政策の影響も受けるけど、
長期特有の要因が金利決定に影響を与える
主に5つ
@国内景気動向
A国内物価動向
B為替動向
C海外金利動向
D財政・資金需要動向
*@国内景気動向********************
金利に影響を与える一番の要因
景気が良い時、
企業の生産、販売活動が活発になる
→つまり企業などのお金の借り手が増える
→金利が上昇する
悪い時はこの逆。
国内の
景気上昇期には、金利も上昇
景気後退期には、金利も下降
*A国内物価動向********************
物価の上昇が予想されるとき(インフレ・デフレ)
→物価が上がらないうちに と購買が増える
→金融市場の資金が不足気味になる
→金利が上昇する
下降が予想されるときは、この逆。
物価上昇力(インフレ圧力)が高まると、債券利回りが上昇
物価上昇力が低くなると、債券利回りは低下
*B為替動向************************
日本は貿易立国なので、為替の動向も金利に影響を及ぼす。
円高の場合
→輸出企業の収益が悪化
→資金需要が低下する
→金利が低下する
円安はこの逆。
ただし、金利は多くの要素から影響を受けるので、
必ずしも 円高→金利低下 とはならない
*C海外金利動向*********************
米国の金利の変動は、日本の債券利回りに大きく影響する。
(米ドルが基軸通貨であるため)
(例)
日本の金利<米国の金利、の状態で、さらに米の金利が上昇した場合。
→日本の金利と差がさらに開く
→投資家たちは、日本の債権を売って米国の債権を買う
→日本の債券市場の需要が減る
※債権は価格が下がれば利回りが上がるもの
→債権利回りが上昇しやすくなる
円安ドル高傾向となりやすい。
また、円安→金利上昇 という面から見ても、
米国金利上昇は日本の金利上昇に繋がりやすい
*D財政・資金需要動向******************
政府は景気が低迷している時は、公共事業を増やして景気回復をめざす。
(財政:国や地方公共団体の経済活動)
公共事業の増加=需要の増加
→企業の活動を活発にする
→金利の上昇圧力になる
また、
景気後退で税収が不足
→政府は資金調達に国債を発行
=国債の供給が増える
→需要と供給のバランスから、金利の上昇圧力になる
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●