●長短金利差とは●●●●●●●●●●●●
長期金利と短期金利の格差のこと
景気や金融繁栄のバロメーターとなる。
長期金利:10年債(またはそれ以上の長期債)の利回り
短期金利:FFレート、2年債利回り等
●銀行と長短金利差の関係●●●●●●●●
長短金利差は銀行の利益の源となる。
銀行の資金のフローは、
@顧客の預金、または短期市場から低金利でお金を借りて資金を作る
(この金利は銀行が払わないといけないお金)
A別の人に、高い金利で長期間貸し付ける
(この金利は銀行がもらえるお金)
こんな感じ(?)
仮に@の金利が50、Aの金利が70とすると、
A-@=70-50=20
の20が銀行の利益となる
なので、短期金利が下がれば、銀行の収益は大きくなる。
FRBが利下げをすれば、短期金利が下がる♪
でも、現時点(2008/09/19)からの利下げには副作用が。。
ドルキャリートレードが人気化する恐れアリ!!とのこと。
これは、バフェットさんもやっていると公言しているらしい。
仮に、ドル金利がゼロにでもなれば、ほぼ全ての通貨に対して
『ドル売り/高金利通貨買い』
が成立。
⇒アメリカからの資金流出と同じ!(>_<)
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春山さんの本によれば、
かつての日本と同じく、アメリカもゼロ金利まで追い込まれるだろう。
(副作用はあるけど)
とのこと。
ドル売り懸念があっても、やらざるを得ない、ということなんでしょうね。
私は、漠然と今回の下げは利下げで落ち着くかもと思っていたけど、
利下げって将来を考えると手放しで喜べるというものでもないんですね。
でも、期待する人が多いということは、短期的(?)には好ましいことなんでしょうし。
ん〜、経済って難しい。。
●いただいたコメント●●●●●●●●●●●●●●●●●
*Oさま
長短金利逆転→景気後退の可能性って事でいいかもね。
*Yさん
日本の米国国債のドルレートは平均100円だといわれています。
含みがあるうちはいいですがなくなるとその前に売りに転じなければ大変です。
中東がユーロを買ったので上がっていましたが今はそれの撒き戻しで大損しています。
あまり変わらないほうがいいのです。
ECBもFRBも金利を下げたくても下げたくないでしょう。
だから今回の措置を撮ったと見ます。
100兆円が90兆円になったら困るでしょう。