貸株が足りなくなってきた時の、証券金融会社・証券会社の対応について、です。
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証券金融会社は、
貸株が足りなくなると信用取引がスムーズにいかなくなるため、
規制をかける。
規制がかかるのは、急騰によって、信用売り残が大きく増加した銘柄に多い。
そのため、「過熱する相場を抑制すること」という目的もある、とされる。
*規制の手順*
貸借取引の
@注意喚起
A禁止
となっている。
●@貸株利用等に関する注意喚起●●●●●●●●●●●●●
貸株が足りなくなるかもしれないから注意してください、の意味
証券取引所は、「日々公表銘柄」として信用残高を毎日発表する措置を取る。
*例*
信用売り残高 の 信用買い残高比率が60%以上
かつ、
信用売り残高 の 上場株式数比率が10%以上、
など。
信用取引の残高をもとに規制をかける。
●A貸借取引の申し込み禁止●●●●●●●●●●●●●●●
信用残高が増加して株不足になってくると、
・貸借取引の申し込みの禁止、
・新規信用売り
・現引き(信用取引で買っている株を現物で買い取ることで決済すること)
などの、措置が取られる。
株価が急騰していなくても、信用売り残が多い、という理由から
新規売り・現引き が停止される銘柄もある。
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これらの規制については、信用取引に対しての規制なので、
現物取引は関係なく売買できる。
信用取引の残高が正常な状態に戻れば、規制が解除される。