証券会社や証券金融会社(証金会社)は、信用取引で株を貸す立場にある。
「買い」の担保として保管している株を
「売り」のための貸株として利用している。
もし、「売り」が「買い」を上回ると、
貸すための株が足りなくなってしまう(株不足)ので、
どこからか調達しないといけない。
証券会社は、証金会社から借りることができる。
でも、証金会社は、機関投資家などから品貸料を払って借りなければならない。
そのための品貸料は
・「売り」ポジ中の投資家全員が払う
・「買い」ポジ中の投資家全員が貰う
*
信用取引の、
買い手にとって得、
売り手にとって損、
となるものなんですね。
1日当たりの逆日歩×株数×株の保有数
*例***********
逆日歩0.2円がついた銘柄を5000株保有。
保有期間
1日 0.2× 1×5000 = 1,000円
1週間 0.2× 7×5000 = 7,000円
1か月 0.2×30×5000 = 30,000円
新たに信用売りをした日の受渡日(※)
〜
決裁した時の受渡日の前日
*※受渡日*****
*株を売買した時、
* 買付時:売買代金を渡して、株券を受け取る
* 売付時:株券を渡して、売買代金を受け取る
*この決済をする日のこと。
*
*約定日を含めて4営業日後。
**************
※火曜日の約定、水曜日決済だと、3日分の支払になる
火曜に約定なら、受渡日は金曜日、
水曜日に決済なら、受渡日は来週月曜日、
「決裁した時の受渡日の前日まで」で計算されるので、
金曜日〜日曜日が対象期間となる。(図)
・持ち越し無しなら取られない