裁定取引に関係する、先物理論株価についてです。
教科書
http://www.skkc.jp/qa/other/qa_other06.html
●日経先物理論価格とは●●●●●●●●●●●●●●
現物価格から考えた場合の、先物の理論上の価格のこと。
先物も現物と同じく、需要関係により変動する。
そのため、必ずしも理論価格通りにはならない。
でも、最終決済はSQでなされることから、最終的には一致することとなる。
●算出式●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
日経先物理論価格
=日経平均 × { 1+(短期金利−配当利回り)×(決済までの期日/365日) }
先物理論価格は期日までの金利分高く、配当分低くなる。
―金利が絡むわけ―――――
先物の決済は将来行われる。先物を取引しても決済は先なので、
決済日まで資金は手元にあることになる。
その資金を短期金利で運用できる。=その間の利息を受け取ることができる。
だから金利分が高くなる。
ちょっと自信ないので、元文をコピペしときます
「先物を買った場合、現物を買うための資金を短期金利で運用できる」
「先物取引の決済は将来行われるため、決済するまでの期間、
資金を他の金融商品で運用すれば、その間の利息を受け取ることができます。」
―配当が絡むわけ―――――
先物では現物保有なら受け取れる配当金が受け取れない。
だから配当分低くなる。
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決算までの期日が0のとき、つまりSQ日の時は、
日経先物理論株価
=日経平均 ×{ 1+(短期金利−配当利回り)×(0/365日) }
=日経平均 ×{ 1+0 }
=日経平均
となる。
そのため、最終的には先物理論価格は日経平均株価と等しくなる。