教科書
http://www.stockstation.jp/uwasa/1984
●基礎知識●●●●●●●●●●●●●●●●
日経平均:
東京証券取引所に上場している代表的な225銘柄の単純平均を
ダウ倍率で調整した指数。
指数国際優良株やハイテク関連株の影響を受けやすい
TOPIX:
東証1部全銘柄を時価総額ベースで調整した指数
時価総額の高い銘柄(特に銀行株)の影響を受けやすい
ダウ倍率:
ダウ・ジョーンズ社が算出しているアメリカの代表的な株価指数が
採用している株価平均型の株価算出方式を日経平均も採用しているので、
算出方法が「ダウ式平均株価指数」とも呼ばれる
●NT倍率とは●●●●●●●●●●●●●●
TOPIXと日経平均、どちらが強い動きをしているかを示す指標
NTの"N"はNIKKEIのN、"T"はTOPIXのT
全体の流れがハイテク株や国際優良株なのか、
それとも内需株中心なのか、
の、大きな方向性をつかむのに役立つ
式:日経平均/TOPIX
●基本の動き●●●●●●●●●●●●●●●●●
NT倍率が上昇
=日経がTOPIXより強い
つまり、
・ハイテク株が強い
・銀行株が弱い
のどちらか。
NT倍率の下落は、この逆。
*****
言い換えると、
ハイテク関連株が
大きく上昇 → NT倍率が上昇
大きく下落 → NT倍率が下落
銀行株が
大きく上昇 → NT倍率が下落
大きく下落 → NT倍率が上昇
となる
●チャート●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
ここで見れます↓
http://www.miller.co.jp/chart.cgi?0122I
*過去の推移********
1990年代
日本が金融恐慌で銀行関連株が低迷
NT倍率が高い
1990年末-2000年初
ITバブルでハイテク関連株が強かった
NT倍率が上昇
2000年後
ITバブル崩壊でハイテク関連株が下落
NT倍率が急低下
●NT倍率を利用した戦略●●●●●●●●●●
機関投資家やヘッジファンドがやってたらしい。
NT倍率が上昇しそう
→日経平均先物1枚買い:TOPIX先物1枚売り
上昇したら
→どちらも反対売買
裁定取引ですね。
*例*********************
*2004/7/31
* NT倍率(日経平均/TOPIX)=10.13
* 日経先物 17,100円
* TOPIX先物 1692.5ポイント
* だった。
*
*証拠金200万とする
NT倍率は上昇すると予想。
つまり、先物が上昇かTOPIXが下落すると予想。
(買い)日経先物
17,100×1,000倍=17,100,000円
(売り)TOPIX先物
1,692.5×10,000倍=16,925,000円
先物でみたNT倍率は10.10倍となる
(17,100/1692.5=10.10)
*2004/8/13
* NT倍率=10.30
* 日経先物 16,820円
* TOPIX先物 1631ポイント
* となった。
(売り)日経先物
16,820×1,000倍=16,820,000円
(買い)TOPIX先物
1,631×10,000倍=16,310,000円
手数料を1枚当り片道1,000円とすると、
それぞれの損益は、
日経先物
16,820,000−17,100,000−2,000=▲282,000円
TOPIX先物
16.925,000−16310000−2,000=613,000円
差引 613,000−282,000=331,000円のプラス
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日経先物とTOPIXで最低取引をするヘッジファンドがいるって聞くのは、これを利用していたんですね。
個人でも先物ミニでなら手軽にできる、と紹介されています↓
http://www.stockstation.jp/uwasa/1985
私はやらないので掘り下げないですが、興味ある方は読まれたらよさそうです。