株価指数について調べてみることにしました。

教科書
・http://www.ose.or.jp/futures/report/0108.pdf
・wiki
・その他いろいろ

●株価指数とは●●●●●●●●●●●●●●●●●●
株式市場全体を把握するための統計指標。

2種類に大別できる。
@株価平均型株価指数
A時価総額加重平均型


●@株価平均型株価指数●●●●●●●●●●●
構成銘柄の株価合計を、銘柄数で除算して求める指数。
株価の騰落率ではなく、騰落金額の平均値を示す。

主として、ダウ平均株価が採用する方式のため、
「ダウ式平均株価指数」とも呼ばれる。

*例*******
日経平均株価、ジャズダック平均株価、NYダウなど

*指数の値*******
株価の平均なので、例えば日本なら「円/銭」で表示される。

*メリット*******
…見つけられませんでした。

*デメリット*****
発行済株式数は少ないが価格が高い、という一部の株の価格変動に
左右されやすい
(株価が100円の銘柄も数万円の銘柄も等しく平均化されるため)


●A時価総額加重平均型●●●●●●●●●●●
算出対象となる各銘柄の時価総額合計を、
ある過去の一定時点(基準日)の時価総額合計で除算して求める指標。
(つまり基準日と比較してどれだけ変化があったかを示す)

最大の時価総額を持つ株式が、指数のパフォーマンスに最も強い影響力を持つ。


*例*******
TOPIX、S&P、NASDAQ、
FTSE100(イギリス)、DAX(ドイツ)、CAC(フランス)、AEX(オランダ)
香港ハンセン株価指数、加権指数(台湾)

*指数の値*******
「ポイント」で示される。

*メリット*******
一部の小規模な値がさ株(株価の高い銘柄)に影響される心配が少ない。

*デメリット*****
・固定株比率が高く、株価変動が少ない銘柄に影響されやすい。
 (親会社の保有分や持合い株など)
 時価総額の高い大型株の割合が大きくなることが原因。

 また、それらの株は、市場で取引されることはまれであるため、
 指数と売買実態がかい離する状況もあり得る。

・お互いに持ち合いをしている会社同士がそれぞれ上場することで、
 指数に時価総額が二重計上されてしまうことがある


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
ダウジョーンズ社の博士によれば、
一般的に、A時価総額加重型の方が優れているとされる
だそうです。

でも、ダウは単純平均を利用。
「昔はPCもないので、この方法がもっとも簡単だったんだろう」
ということを言ってますけど、メリットというメリットが見つけられませんでした。
ダウも日経もってことは、絶対メリットがあるからだと思うんですけどね(_ _)
        

●いただいたコメント●●●●●●●●●●●●●●
●*hさん*
ひよこさん、おはようございます 

教科書の選び方が半端じゃありません 
日本経済新聞社に見習って欲しいと思います。 

単純平均を採用するメリットは、お金さえあれば誰でも株価指数に連動する
投資が可能なことです。 

加重平均を採用するデメリットは、誰にも株価指数に連動する投資は不可能だ
ということです。(あくまでも擬似的な連動をやっているだけです) 

単純平均は現実的で加重平均は理想的だともいえます。 
そして一般の人が好むのは現実的なものです。 

 
●*わたし*
こんにちは! 
コメントありがとうございます★ 

なるほどー!です。 
そういうことなんですね。 

理想的だから、色々な指標に利用されるけど、 
一般の人が好むのは現実的なもの。 
なるほど。 
とても助かりましたm(__)m 


●*hさん**
ひよこさん、こんばんは。 
日経と四季報は必ず投資が読まなければいけないものだと思います。 

株価指数先物については、株式市場の機関化現象の必然的結果として、
ヘッジの場として欠くべからざるものととらえています。 

しかし、日経平均先物を上場させた結果として個々の銘柄の株価を
歪ませてきた歴史は消すことができません。 

まず、日経の公式なサイトで「日経平均プロフィル」の銘柄変更履歴を
見てみましょう。 
http://www.nikkei.co.jp/nkave/about/history.html 

1990年まで日経平均銘柄は、原則変更がありませんでした。
あきらかに方針として戦後日本の株式の歴史を伝える意味合いが強かった
ものと思われます。 
http://www.nikkei.co.jp/nkave/faq/faq_16.html 
あきらかに選定基準が変更となったのは、1990年に日経平均先物が
上場してからです。 
個々の株価に中立であるはずが、結果としてそのようにはならなかったのです。 

バブル崩壊と時期を同じくして始まったために、株価崩壊先物悪役説が巷では
話題となりました。 
それと並行的に、日経225の裁定取引が話題となりました。
個々の銘柄が材料もなく下がる現象が目に付くようになりました。 
ヤマハの株の売買が好きだった私でもそれは強く感じるところでした。
私が日経225銘柄から手を引こうと思ったのもこの頃です。 

その頃の日経平均には選定当初から巨大企業になれなかった銘柄(小型株)が
たくさん存在していました。 
その品薄日経平均銘柄株価が裁定取引等や株価操作を目的として異常値を
つけるようになります。 
品薄銘柄は、歴史も古く仕手株として有名な銘柄が多いのが特徴です。 
http://www013.upp.so-net.ne.jp/sigeru/ronbun2.htm 

そして、拓銀倒産をはじめとした金融恐慌を経て、ITバブルの時期を迎える
ことになります。 
このITバブルはニフティフィフティ相場(極端なはこう性相場)で、
オールドエコノミー銘柄はじり安を続けました。 

ここでも日経平均は、株価実体をあらわしていないと批判されるわけですが、
TOPIXをみても判るとおり一部の銘柄しか上昇しなかったので、この批判は
間違った指摘でした。 

しかし、今までの経緯から、日経平均は大きな変容を迫られていました。 
そして、日経はまたまたバブル崩壊時に大幅入れ替えを断行して、日経平均は
断層を作ってしまったのです。 

旧日経平均であったなら、明らかに2000年高値を更新して2万円以上の
株価となっていたのです。 
チャートを見れば、日経平均2万円は目標とするにはもってこいの数字であり、
大衆は日経に欺かれたといっても過言ではありません。 

そして、またまた今年の日経7千円割れを演出したのは、2000年4月に
日経225に採用した銘柄群だったのかを思い知る結果となりました。 

こんなところが、歴史に刻まれることのない史実です。 

 
●*わたし***
こんばんは! 
ありがとうございますー(T▽T) 
チャートみたり資料見たりしながら読ませていただきました。 

先物取引と絡んでるなんて思ってもみなかったです。 
裁定取引って、規模の大きな開けた市場ではやっても利ざやは少ない、
と言われるようですが、できた当初はこんなにも影響を与えるものだったんですね。 

ヘッジファンドの驚異、出来高の少ない銘柄の怖さ、色々なことが頭の中で繋がりました。 

初心者ながらにですが、チャートって大事だと思っています。 
そのチャートにこんなに影響を与えたっていうのが、とても悲しいというか悔しいというか。 
残念です。 

とても勉強になりました。 
ホントにありがとうございましたm(_ _)m 



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